コラム
COLUMN空き家問題を防ぐ!後悔しない「実家の畳み方」のヒント
空き家問題を防ぐ!後悔しない「実家の畳み方」のヒント
東京・小平市を拠点に、相続や遺言、終活に伴う高齢期のご家族の困りごとの解決のお手伝いしている私たちですが、最近、ご相談の中でも特に増えているのが「実家の今後」についてです。
「親が施設に入ることになった」「実家が空き家になって数年、そろそろ何とかしなければ……」
そんな悩みをお持ちの方に向けて、今回は「空き家問題を防ぐための『実家の畳み方』」というテーマでお届けします。
なぜ今、「実家の畳み方」が重要なのか
2026年現在、空き家対策特別措置法の改正や相続登記の義務化など、不動産を取り巻くルールは以前よりも厳格になっています。しかし、ルール以上に大切なのは、その家に詰まった「家族の想い」をどう整理するかということです。
「いつか考えよう」と先送りにしているうちに、建物は傷み、庭の草木は伸び、いざ処分しようと思った時には資産価値が下がるだけでなく、近隣トラブルに発展してしまうケースも少なくありません。
実家の不動産を「負動産」にしないために。そして、家族が笑顔で次の一歩を踏み出すために。「実家の畳み方」のポイントを3つのステップで整理してみましょう。
ステップ1:まずは「家族会議」という対話から
実家の整理で最も難しいのは、実は「手続き」よりも「合意形成」です。
誰が継ぐのか、あるいは売却するのか?
親御さん自身は、本当はどうしたいと思っているのか?
兄弟姉妹の間で、温度差はないか?
これらを、親御さんが元気なうちに話し合っておくことが何よりの「空き家対策」です。 「縁起でもない」と避けがちな話題ですが、私たちは多くの現場を見てきました。あらかじめ方針が決まっているご家族は、いざという時の動き出しが非常にスムーズで、トラブルも圧倒的に少ないのです。
行政書士としてアドバイスさせていただく際は、この「対話」のきっかけとして、エンディングノートや遺言書の活用をおすすめしています。
ステップ2:遺品の整理と「心の整理」
実家を畳む際に、物理的に高いハードルとなるのが「荷物の片付け」です。 何十年分もの生活用品、アルバム、家具……。これらを一度に整理するのは、精神的にも肉体的にも大きな負担となります。
おすすめは、「まずは小さな場所から、少しずつ」始めることです。 「実家の片付け=捨てること」ではありません。大切な思い出を選び取り、これからの暮らしに何が必要かを見極める作業です。
最近では、デジタル遺品の整理も欠かせません。実家のパソコンやスマホの中にある写真データや契約関係も、早めにチェックしておきましょう。
弊所では片付けのプロとも連携を取ることができますので、そういったご相談も承っています。
ステップ3:法律・行政手続きをプロと確認する
方針が決まり、荷物の整理がついたら、次は法律的な手続きです。ここが私たち相続手続の専門家の領域です。
相続登記の確認: 名義が数代前の方のままになっていませんか?司法書士をご紹介し迅速な名義変更を努めます。
境界確定: 売却を検討する場合、お隣との境界ははっきりしていますか?
税金面でのメリット: 「空き家の譲渡所得の3,000万円控除」などの特例が使えるかどうか、条件を確認しましょう。特例の適用可否は税務判断となるため、提携の税理士がご確認いたします。
特に小平市周辺にお住まいの方は、地域の条例や補助金制度がある場合もあります。複雑な手続きを一人で抱え込まず、プロの知恵を活用して効率的に進めることが、早期解決への近道です。
私たちが「実家の畳み方」に伴走する理由
行政書士法人Legal Life Agencyは、単に書類を作成するだけの場所ではありません。 私たちの使命は、「お客様の不安を取り除き、新しい生活への安心を届けること」です。
実家を畳むという決断は、寂しさを伴うこともあります。しかし、それは決して後ろ向きなことではなく、次世代へ負担を残さないための「より良い愛情表現」でもあります。
私たちは、そんなご家族の想いに寄り添いながら、相談に乗らさせていただきます。そして、法律的な裏付けを持って、最善の着地点を一緒に探していきます。
実家のご相談から、今回の話題に限らず生前のご不安事がありましたらまずはお気軽にお問い合わせください。